【カミコベ】神戸が誇る奇跡のチャリティーフェス、COMING KOBE(カミングコーベ)

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COMING KOBE

阪神淡路大震災。死者約6400人、家屋全半壊約24万9000棟、家屋全半焼約7100棟で、鉄道・高速道路など神戸市を中心とした阪神地域に大きな被害を及ぼした未曾有の大災害です。

その阪神淡路大震災を風化させず語り継ぎ、神戸からの恩返しとして被災地支援を行い、神戸の魅力を伝える事を最大のテーマとした神戸が誇る奇跡のチャリティーフェスがCOMING KOBE(カミングコーベ)です。

毎年4月か5月に神戸で開催されています。

2019年は神戸空港島多目的広場での開催が決定しました。

この記事では、神戸が誇る奇跡のチャリティーフェス「カミコベ」の魅力について書いていきたいと思います。

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主催者の松原さんの存在

COMING KOBE主催の運営委員会の委員長である松原さん。

2016年に腎臓ガンであることが発覚しました。


しかも5年生存率は10%というステージ4…。

しかし余命2年と宣告された日から3年が経っても、松原さんは懸命に毎日を生きていました。

松原さん自身が折れなかったというのもありますし、たくさんのアーティストや周りの人に支えられたことも間違いなく大きかったんだと思います。

http://blog.comingkobe.com/?p=3763#more-3763


しかし、2019年4月4日、松原さんは天国に行ってしまいました。




これだけたくさんの人と音楽に愛された人、そうそういないと思います。


本当に長い間の闘病、お疲れさまでした。
天国でたくさんおいしい空気が吸えますように。

ご冥福をお祈りします。

どんなフェス?

COMMING KOBEの歴史

阪神・淡路大震災の復興支援に対する、被災地からの恩返しとして意味づけられ、元々はGOING KOBE(ゴーイングコーベ)という名前でスタートしました。

2010年に名称をCOMIN’KOBEに変更、会場もポートアイランドに。

毎年多数のアーティストやバンドが出演していますが、基本的には入場無料。日本の中でも代表的なチャリティーフェスになっています。

開催から10年以上経っていますが、やはり最初は紆余曲折があったそうで…。

詳細はこちらの記事に書かれていますが、手探りで会場を探したり中止の危機に晒されたりと、たくさんの苦労があったようです。


そして2011年、イベントの準備期間中に起きた東日本大震災

イベントとして何かできればということで盛岡のショッピングセンターで大型スクリーンを設置、生中継をするCOMIN’MORIOKAを開催。

相当な労力だったようですが、これをきっかけにイベントの空気感も変わっていきました。

震災ヴィレッジやひとぼうステージというトークステージの誕生など、音楽イベントでありながらもしっかりと「震災」というものに向き合い、それを来場するお客さんに伝えるために、このフェスは様々な取り組みを行ってきました。


ちなみにこんな書籍も発売されています。COMING KOBEというフェスをより深く知れる一冊です。


そして、COMIN’KOBEだった名称が今回からCOMING KOBEになりました。

略されてきたGに何の意味があるかはこれから発表されるようです。

めっちゃちょけてる

ここまで超まじめにお送りしてきたんですけど、このCOMING KOBEというフェス、いたるところでふざけ狂ってます笑

個人的には、まじめなところはまじめに、ふざけるところはとことんふざけるというこのフェスのスタンス、めちゃくちゃ好きです笑

出演者発表のクセ

定番として、出演者の発表の仕方のクセがだいぶ強めです。

去年のCOMING KOBE18の発表を振り返ってみましょう。

第!弾、第=弾発表
第!弾発表

第!弾発表


第!弾の発表は「自分の事は自分でやれ!!」ということで、なんとCOMING KOBE18のHPで発表せずに出演バンドのHPでしか確認できないというまさかの発表方法。

もちろん、後ほどカミコベHPにて改めて公開されてます笑

http://ck18.comingkobe.com/news/20180301.php

そして第=弾。

第=弾発表

第=弾発表


こちらは下記にあるように、アーティストではなくマネージャーのコメントから出演者を予想させるというもの。

発表の前にまずアーティストとは、「マネージャー」あっての「アーティスト」、その逆も然りで「アーティスト」あっての「マネージャー」でもあると考えるカミコベは、今回の第=弾発表は「アーティスト=マネージャー」である事に感謝の気持ちを込めて、日頃からアーティストが活動して行くために汗水垂らして働いている裏方の鏡・マネージャーさんからまず発表することに決定しました!!!
引用COMING KOBE18 公式HP

よく考えたなぁ笑

そしてこちらも、後ほどカミコベHPにてしっかり公開されています。

http://ck18.comingkobe.com/news/20180313.php


それから、例年アクセス過多によりめっちゃサーバーが落ちます笑

途中からアクセスしてくるお客さんvsサーバーを落とさせない運営の構図ができあがっていきました。

http://ck17.comingkobe.com/news/news20170302.php

エイプリルフール

まぁ~毎年ちょける。ちょけ倒します。
そこそこ凝ったページとかをしっかり作りこんで、毎年4月1日に投下します。

去年はこんな感じ。

sontackobe18

sontackobe18

http://ck18.comingkobe.com/sontaku.php

委員長より、「今年もエイプリルフールに忖度してください。」という指示があったのでこんな感じになったそう。

本気出しすぎ

2017年のエイプリルフールではCOMIN’HOME17(カミホム17)ということで、会場が借りれなかったから委員長の実家でやっちゃうよ!というネタを披露。

COMIN'HOME17

COMIN’HOME17

これはマジで笑った笑

手が込みすぎなんですよね…。ここまで本気出してやる感じ、ほんと最高です。

数々の伝説

神戸市文化奨励賞を受賞

学術・芸術その他の文化活動において、新進気鋭で特に将来において期待される個人及び団体に活動を奨励するため贈呈される神戸市文化奨励賞

その神戸市文化奨励賞の平成25年度にCOMIN’KOBEが選出されました。

ロック分野では初の受賞とのこと。これまでの活動が認められた瞬間でもありますね。

http://ck13.comingkobe.com/news/prize/

Hi-STANDARDのシークレット出演

Ken Yokoyamaのライブ終了後、本来は「実行委員長のすべらない話」という枠が設けられていました。

しかしここで松原さんは「みんなが笑顔になれる話をしようと思う」と、自分の病気のことやハイスタに出演依頼を打診したことを話し始めました。

記憶にも新しい、ハイスタ16年ぶりのシングル「ANOTHER STARTING LINE」のゲリラリリース。


このシングルに松原さんは勇気をもらい、なんとそれまでずっと吐いていた血も止まったそう。

松原さんはHi-STANDARDに、カミコベに出てもらえないかと出演依頼の連絡をします。

http://blog.comingkobe.com/?p=1254

そしてハイスタからの提案で、シークレットでの出演が決まりました。

何故シークレットかというと、ハイスタが出演するとなると本来のカミコベの趣旨が薄れてしまうと、そういう配慮があったからでしょう。

ハイスタイケメンすぎだろ…。

そして、松原氏はマイクを通さず地声で「Hi-STANDARD!!」と叫び、Hi-STANDARDが出てきたのでした。

1曲、松原さんのリクエストを聞いてくれるということで、松原さんが選んだのはド名盤「MAKING THE ROAD」に収録されている「Brand New Sunset」。


そのリクエストを含め4曲を演奏したHi-STANDARD。
たくさんの奇跡が重なって出来た時間でした。

ダイブ・モッシュの嵐、そしてあのタレントがサークルを起こす!?

COMING KOBEではモッシュ・ダイブが禁止されていますが、まぁその辺は普通に起こりますよね。
そしてなんとあの人のライブ中にサークルが起きるのです。その人とは…






円広志






円広志 夢想花 カミング神戸2014





なんだよこれ最高かよ…



飛んで飛んで~でダイバーが出て、回って回って~でサークルが起こる。

往年の名曲はライブキッズを踊り狂わせるキラーチューンへと昇華しました笑

近年は出演してないようですが、また出演してほしいな~。
円広志も絶対歌ってて楽しいでしょこれ。

COMING KOBE 2019 概要

今年も無事に開催が決まりました!

イベント名称 COMING KOBE19(カミングコーベ19)
開催日 2019年5月11日(土)
出演者 coming soon
開催地 神戸空港島多目的広場
〒651-0083
兵庫県神戸市中央区神戸空港9−番

開演/終演予定 開場:未定 / 終演:未定
チケット 無料(会場で必ず募金を!)
公式HP https://comingkobe.com/
公式Twitter @comingkobe

移動手段と宿の確保は日本旅行がおすすめ!



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2Daysのフェスだと宿の確保は必須!移動手段もできれば夜行バスよりかは新幹線の方が楽だと思います。

夜行バスで現地についてそのままフェス→次の日も1日楽しんだ後そのまま夜行に乗って帰る…。
次の日は月曜ですし、仕事もある人はなかなかしんどい行程になります汗

それが新幹線だと当日朝に出発しても間に合いますし、フェスが終わった後もビューンと帰れて何かと楽ですよね!

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まとめ

このまじめさとおふざけがいい感じに混ざった感じは他のフェスではなかなか味わえません。

無料のチャリティーフェスと一言で言ってしまえばそれまでなんですけど、ぜひこのフェスのバックボーンを感じてもらえれば、また違った側面から楽しむことができるのではないかと思います。

無料で参加してしっかり楽しんでその上で募金もして、この奇跡の無料フェスを繋いでいきましょう!