ついにUnblockが特大のキラーチューンを作ってくれました。本日発売のUnblock「西中島南方」収録のサイレンという曲。この曲控え目に言って最高なのでぜひ聴いていただきたい。
目次
サイレンMV
なかなか陽の目を見ない
Unblockはインディーズバンドが好きな人にとってはおなじみのレーベル「THE NINTH APOLLO」に2014年に所属。
このバンド、たくさんいい曲あるのになかなか売れない。
ライブを観ていてもたくま(Gt/Vo)も売れたいってはっきり言っているし、このサイレンの歌詞の中でも「貯金ゼロ 生活は 夢の代償と 誤魔化している」という歌詞にも表れているように、なかなかうまくいかない現実と夢の間でもがいている現状をストレートに鳴らしています。
初期の曲「You」を彷彿とさせる疾走感
Unblockには「You」という曲があるんですが、この曲ごりごりの2ビートなんですよね。
もうこの曲はほぼライブでやることはないと思いますが(僕も最後にライブで聴いたのは数年前のワンマンです)、その曲のイントロもベースとボーカルのみで始まります。
このサイレンを聴いて真っ先にYouを思い浮かべました。ただ、もう自分の中でYouは思い出にできました。この曲のおかげで。
それくらいこの曲は個人的にパーフェクトです。メロディーライン、歌詞、コーラス、落ちサビからのラスサビに向けてのこれこれ~!っていう展開、サビのアレンジ。あ、だめだいいとこしかないやこの曲w
2ビートじゃないのにしっかり疾走感があるところも最高です。
Unblockめちゃくちゃいい曲たくさんあるから聴いて
わかりやすいもの・キャッチーなものが流行る世の中ですから、そういうとこから見るとUnblockはそういうバンドではないかもしれません。
でもマジでいい曲書くんだよ…みんな気づけよ…
個人的におすすめの曲を載せときますね。
行進曲
結婚ソングです。世にあふれているような飾り狂った曲より、こういう等身大の曲がグッときますよ僕は。恋して、結婚して、って絶対綺麗なものばかりじゃないですもん。
ラスサビで入ってくるHump Backももちゃんの声もバッチリこの曲に合ってます。
23
23歳という年齢、この先の将来に対する小さな不安。
そういう誰の心にもあるものを彼らなりの言葉で表現した曲。
ライブでは1曲目に演奏されることが多いUnblockの代表的な曲です。
夜を越えて
僕はこの曲を聴くといつも深夜の高速道路を思い浮かべます。
それはバンドがライブを終えて毎回観る景色。
評論家気どりの奴に偉そうに批評された後に通る、悔しい帰り道。
「逃した魚」といつか言わせる、という彼らの静かに燃える闘志を感じられます。
人生でもがく人達全員に寄り添うUnblockの音楽
彼らはバンドをやる上での不安や、悔しい気持ちをストレートに表現した曲が多いです。
でもこれって、”バンド”を聴く人それぞれの”中心にあるもの”に置き換えれば、かなりたくさんの人に刺さると思うんです。
それが”バイト”だったり”スポーツ”だったり”仕事”だったり。僕だってうまくいかないことばかりの人生ですから、彼らの音楽を聴くと「僕も頑張るわ!」って気持ちになります。
飾った言葉でいいとこだけを見せたり、がんばれ!って簡単に言うような曲で人の心ってなかなか動かせないと思います。もちろんそれだけで頑張れる人はそれでいい。でも人生ってそんな簡単じゃないじゃないですか。日々悔しい思いをしている人達、ぜひUnblock聴くのをおすすめします。マジで奮い立つから。
負け犬でいるのもここまで、Unblock売れろ!
CD情報
- 発売日
- 2017年12月6日
- 価格
- ¥540(税込)
- レーベル
- THE NINTH APOLLO
- 規格品番
- TNAD-0094
※廃盤
収録曲
- 午前二時
- サイレン
- うたわない
バンド情報
公式HP | Unblockオフィシャルサイト |
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公式Twitter | @Unblock_info |
メンバー | 中村大(Gt./Vo.) / 中健人(Dr.) / 田口卓磨(Vo./Ba) |